2015年4月30日木曜日

チューリップとタンポポ

 いいお天気の日が続いたので洗濯をしました。

 板取の家には泊まれるようにするために寝具を持ちこんだんですが、布団や毛布にかけるシーツを実家から持ってきて洗いました。

 新しく買った洗濯機は容量が少ないので一度に多くは洗えませんが何回もに分けて洗いました。

 洗濯物を干す時に気がついたんですが、チューリップが咲いていました。

 昨年は見られなかったんですが、なぜこんなところに咲いたんでしょうか?

 球根を植えた訳でもないのに、とても不思議です。

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 こちらはゴミ捨て場にチューリップ
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 ここも昨年は花はなかったんですが・・・・・。

 なかなか良いアングルです。
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 タンポポも咲き始めました。
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 このタンポポは日本古来の品種で西洋タンポポではありません。

 今は西洋タンポポが勢力を伸ばしてきていて、ほとんどのところで見ることが出来ますが、まだ板取は日本古来の種が残っているようです。

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 西洋タンポポを見分けるにはガク片の部分を見ると分かります。

 ガク片が反り返って下を向いているのが西洋タンポポで反り返ってないのが日本タンポポです。

 歩いている時にタンポポを見つけたら一度観察してみてください。

 よく分かると思います。






2015年4月28日火曜日

洗濯機

 先日洗濯機を買いました。

 ネット通販でも買えるんですが、地元のお店で買いました。

 後で調べたらやっぱり高かった!!

 洗濯機は板取で使うために買いました。

 板取の家をお客さんに開放して泊まれるようにするために洗濯にが必要だったわけです。

 ただ家が小さいために余り大きな洗濯機は買わず6kgのものにしました。

 板取には大きなトラックで運んでもらったんですが、さすがに運転手さんの運転は上手で擦らずに来ました。

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 お風呂の横に置いたんですが、脱衣所がちょっと狭くなってしまいました。

 洗濯機を設置するときに、ずいぶんと水を使ってなかったので蛇口が壊れていて、おまけに水漏れやコンセントも取り替えました。

 この追加費用がしめて8100円。

 仕方がない出費です。

 早速洗濯機を使って洗濯をしました。

 こうやってみると一昔の田舎の風景そのものです。

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 洗濯は二日間に渡って行ったんですが、お天気にも恵まれてよく乾きました。

 洗ったのは主にふとん用のシーツやタオルですが、一家4人が泊まれる分だけは用意しようと思っています。

 少しずつ夢が叶いつつあります。

 板取の家を開放して泊まれるようにする夢です。

 そして、囲炉裏の生活を体験してもらったり、テレビもない生活をしてもらおうと思っています。






2015年4月27日月曜日

国道365号線から見た板取宿

 余り知られていないことですが、板取宿には3つのルートがあります。

 一つは国道に掲げられている看板に沿って駐車場から上っていくルート。
 
 もう一つは今庄365号スキー場に行く道を100メートルぐらい上って右手に降りる道から入るルート。

 そして今回紹介するルートは国道365号線から階段を上って入るルート。

 3番目のルートは殆どの人が気づかないと思います。

 その理由は階段がカーブの所にあるため。

 運転に気をとられて気がつかないと思います。

 実際にここから上ってくる人を見かけたことはありません。

 敦賀と今庄の酒井にあるトンネルを抜けると坂の向こうに今庄365スキー場に上る道が見えます。

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 ここから見る景色が好きで山桜が緑の中でいっそう際だっています。 

 スキー場に上る道の右に板取宿はあります。

 ここからの眺めは殆どの人が見てないと思います。
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 このがけの下に国道365号線が走っているんですが、カーブになっているため見ることが出来ません。

 国道に立って見るとこんな風に見えます。
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 この家の下は少しスペースがあって車を置くことが出来ます。

 路肩の幅が広くなっているので停められるのです。(3台くらいは停めることが出来ると思います)

 この階段から上っていけます。
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 上っていく途中に家の裏側を見ることが出来ます。
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 階段を上ると砂利道がありますが、今年の雪で木が2本倒れました。

 まだ処理はしていないんですが、またいで行けば宿場の中にはいることが出来ます。

 石畳の道を上ってくるよりも近いし、違った雰囲気を味わえると思いますので一度上ってみてください。







2015年4月24日金曜日

草むしり

 板取にも太陽の恵みが降り注いで、雑草が元気いっぱいに伸びてきました。

 敷地面積がそんなに広くないのでむしり取るのには時間はあまりかかりませんが、やはり伸び放題にしておくとみっともないので、時間があれば毟るようにしています。

 むしり取る前は・・・・、
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 こんな状態だったのが・・・・・、

 ここまできれいになりました。
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 お墓の周りも・・・・、
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 綺麗になりました。

 まだまだ草は残っていますが、少しづつ毟っていこうと思います。

 ここに住んでいた人はもう高齢になったなかなか板取にまで足を運ぶことが出来なくなっています。

 そんな人の為にもせめてお墓だけでもきれいにしておこうと思います。

 いつ過疎のお孫さんが訪れてまた来たいと思ってもらえるように・・・・・・。







2015年4月21日火曜日

茅(ススキ)の生産

 茅葺き屋根の材料はススキです。

 どこにでも生えているススキです。

 でもこれがなかなか集まらない。

 理由は茅葺き屋根の家が少なくなってススキの需要が無くなったせいです。

 でも全く無くなった訳ではなく、そこそこ需要はあるんですが、ススキだけで生活が成り立たないために栽培していないのです。

 昔は集落内の各家で茅場を持っていて毎年刈り取りを行っていましたが、その茅場も杉などに代わってしまいました。

 屋根をふき替える時には各家が保管していたススキを持ち寄って屋根を葺いたそうです。

 京都の美山町の民宿に泊まった時にカヤを生産している会社があると聞いたので見せてもらいに行きました。

 川の向こうに茅場があります。

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 茅(ススキ)は秋の終わりに刈り取って野立てして冬を越します。
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 冬を越したススキは乾かした後、この倉庫に保管します。
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 倉庫にはススキが保管されてました。

 これがススキ 
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 これが
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2015年4月16日木曜日

部屋のお掃除

 雪も溶けて季節もだいぶ暖かくなりました。
 
 晴れる日が多くなってきたので家の掃除を始めています。

 囲炉裏に火を入れると灰や煤が周りに落ちてくるのでシーツで覆っておかないと煤だらけになります。

 それでもブリキのストーブを入れて直に木を燃やさなくなったので灰や煤は少なくなりました。

 でも少しは落ちてきますが・・・・・。

 今日は部屋の掃除をしました。

 部屋は六畳と八畳の二間です。
 

 六畳の部屋の隣は囲炉裏部屋です。
 

 ブリキストーブで料理も出来ます。
 

 八畳の部屋にはレコードが聴けるようにステレオを置きました。
 
 テレビはなくラジオしか置いてません。

 六畳の部屋から見た八畳の部屋
 

 ガラスケースの中に紙わらべカメラを置きました。
 

 六畳の部屋の隣はキッチンです。
 


2015年4月15日水曜日

お客さんが来られるように・・・・

 今年からお客さんが来てもいいように準備を始めました。

 といってもひたすら掃除ですが・・・・・。

 今日は掃除機をかけて、上から落ちてくるごみや煤を綺麗にしました。

 部屋は6畳と8条の二部屋だけです。 

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 反対側から見ると・・・・・。
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 8条の部屋から囲炉裏部屋が見えます。
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 ストーブの上で煮炊きが出来ます。
 
 8条の部屋にあるステレオ
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 カンツォーネのレコードを置いてます。

 CDも聴けます。

 ミルバマリーザ・サンニアが好きです。


 ちょっと茅葺きの家には似合わないですが、システムキッチンです。
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 なぜかガスオーブンもあります。

 食器棚
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 越前漆器の食器を揃えました。

 もちろん瀬戸物もあります。

 こちらはお風呂五右衛門風呂ではありません)
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 明治時代にはなかった水洗トイレ(便座は暖かいですよ)
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 借りた時にはどうなるかと思いましたが、だんだんそれらしくなってきました。

 昔の人がどのような生活をしていたのかを体験してほしくて、

 子供たちが火を使うことを学んで欲しくて、

 子供のころの生活を懐かしんで欲しくて、

 外国の人に貧しかった日本の昔の生活を知ってほしくて、

 この家を活用していこうと考えています。

 もちろんこのようなことが出来るためには家の保全のために囲炉裏に火を入れることが大前提ですが・・・・・。

 
 今後このブログを通じていろんな情報を発信していこうと思いますのでご期待ください。
 




2015年4月9日木曜日

春のススキ刈り

 茅葺き屋根には欠かせないススキ。

 屋根材に使うススキですが、このススキは毎年秋の終わりに刈り取って保管して屋根を葺き替えるのに使います。

 保管場所は昔は屋根裏(ツシと言います)や今では倉庫などに保管しています。

 刈り取るのは枯れたススキなので秋の終わりに刈り取らなくても春に刈ってもいいような気がしますが、経験上から秋の終わりに刈り取ったススキだけを保管します。

 理由は今まで分からなかったんですが、今年の春に刈り取ったときにその理由が分かりました。

 雪で倒れて雪の下で一冬過ごしたススキは濡れていました。
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 そのススキを新芽が出やすいように刈り取りました。

 茅場にはまだ雪が残っています。
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 ススキを倒れたままにしておくと群れているのでカビが生えてきます。

 これがススキを弱くする原因なので、冬前に刈り取る必要があるのです。


 ススキの間からキノコが出ていました。
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 刈り取ったススキは乾かしてストーブで燃やし灰は茅場にまた撒きます。

 こうすれば肥料にもなって土地が肥えていい循環が出来るようになります。

 また茅場にススキを残さない理由は新芽が出やすいようにと言う理由もあるんですが、古いススキが新しく刈り取ったススキに混ざらないようにと言う意味もあります。

 今年はどのくらいのススキが刈り取れるのか分かりませんが、出来るだけ多く刈り取れるように茅場を整備していきたいと思います。






2015年4月8日水曜日

こまめな煙突掃除を・・・・・

 私が管理している板取の家で囲炉裏に火を入れるのには理由があります。

 もちろん昔の生活を懐かしんだり体験したりというのもあるんですが、屋根を葺くススキを燻すために三階の屋根裏(ツシ)に保管しているからです。

 ススキは燻されると腐りにくくなり長持ちするようになります。

 そのために囲炉裏に火を入れるんですが、とにかく灰やススがあちこちに散らばって直ぐに汚れます。

 それこそ毎日床を拭いたり、灰やススを掃除しなければいけません。

 それでその手間を少しでも省こうとブリキ製のストーブを入れました。

 但し煙は外に出すと勿体ないので、煙突は部屋の中で。

 

 このように自在鉤で鍋をつるすのは、風情はありますが灰やススがあたりに散らばります。



 そこでストーブで火を焚くことにしたんですが、甘かった。

 ストーブならばススや灰は出ないと思ってたんですが、ススは煙突から出てきました。

 それはあたかも黒い雪が降ってくるような感じで・・・・。

 


スス

 板取には囲炉裏にストーブを置いています。

 理由は囲炉裏で火を焚くと灰やススが辺り一面に落ちてきて、掃除が大変なためです。

 そこでストーブを置くことにしました。

 そこで火を焚けば灰やススは出ないだろうという計算です。

 こんな感じは風情がありますが、灰やススが辺り一面に撒かれます。
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 そこでストーブを入れました。
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 これだとススや灰は出ないと思ったんですが・・・・・、

 甘かった!!

 ススが煙突から出てきます。
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 煙突の中はススでびっしり!!
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 これでは出てきても不思議ではありません。

 そこで考えたのが・・・・・、



 煙突掃除用のブラシを買ってきました。

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 これでゴシゴシすればススも少しは減るだろうと考えました。

 が、それでも出てきました。

 普通は煙突は外に出すんですが、板取の家は三階をススキの乾燥場にしているので煙を外には出せません。

 ススキを燻すからです。

 燻したススキを作るのが目的なので、煙突からの煙は家の中で出す必要があります。

 煙たいし、ススは落ちてくるしいいことありませんが、仕方がないですね。

 それでも灰は出ないので少しはマシです。






2015年4月5日日曜日

板取にも春が・・・・・。

 家の周りの雪もだいぶ溶けて、板取にも春の気配があちこちに見られるようになりました。

 それでも雪は所々に残っていますが・・・・・。

 昨年末に降った雪の被害がこんなにもひどかったと初めて知りました。

 雪が水分を多く含んでいてその重みに耐えられなくなって大きな枝までもが折れたり、野本から倒れたりしていました。

 折れた柿の木
 

 これも折れた柿の木
 

 根元から倒れた二つの木

 こんなに大きな木が倒れたんです!!