2018年12月20日木曜日

雪が降る前に・・・・・(雪囲い)

 雪国の毎年の仕事の一つに『雪囲い』があります。

 雪で家の板塀が損壊するのを防ぐためです。

 今年も組み立てました。

 今年は昨年までと違って綺麗に出来たと思います。

 柱毎に柱を立てて横木を通します。

 
 

 柱と横木はテープで縛って崩れないように強くします。
 
 
 
 後は横木に沿って板を載せていきます。

 

 これで家と雪囲いの間に隙間が出来ました。
 
 

 これだけ隙間があれば大丈夫でしょう。

 これでいつ雪が降ってきても大丈夫です。

  

2018年9月17日月曜日

壁の補修

 今年の冬、家の中の配管が凍って割れてしまいました。

 割れたときはまだ水は漏れてなかったと思うんですが、春に近づくにつれて氷が解けて水が勢いよく漏れてきました。

 漏れ始めたのを気付いてのは少したってからで、気付いた時には壁が落ちていました。

 とにかく漏れてる水を止めて、落ちてきた土壁を始末しました。

 この写真は土壁を始末した後に撮ったもので、最初はあたり一面に泥と水が溢れていました。

 
 コンセントも近くにあったんですが、よく漏電しなかったと思います。

 業者の方に壁の補修をしてもらったんですが、煤で色が変わっていたので、新しい壁の色の二色になってしまいました。

 

 コンセントも取り付けて・・・・、
 
 きれいには仕上がったんですが、なんか色が・・・・・。

 元の色に戻るには囲炉裏に火を入れて煤がつくまで待たないといけないでしょうね。

 それまでどの位かかるか分かりません。

 水を流していたにもかかわらず配管が割れたので、今後どのように冬を過ごせばいいのか・・・・・。

 でも今回割れた配管は取ってしまったので、同じ場所では割れないと思います。


 

2018年5月5日土曜日

屋根の補修

 冬の雪の影響で、薪を積んである場所の屋根が落ちてしまいました。

 それで直すことにしたんですが、なにしろ工作というものに全然自信がない。

 でも放っておくと薪が雨に濡れてしまうので、やってみることにしました。

 
 屋根が落ちたのは家の屋根から雪が落ちてきて、当たったんだと思います。

 それに、もうだいぶ古くなっていましたから。

 

 まずコンパネを買ってきて足りない部分は板を継ぎ足して・・・・・。
 
 上には波板を載せて・・・・。

 やっと出来ました!!
 

 持ちた屋根は壊して燃やそうと思います。

 波板を曲がらずにきれいに切るのに自信がなかったんですが、時間をかければ何とかなるものだと思いました。

 これで見た目もきれいになりました。

 痕は薪を積み増すだけです。

2018年5月3日木曜日

板取の桜

 もう桜の時期は終わりましたが、板取にも何本か桜の木が植えてあります。

 ただ雪が深いためによく折れるので、なかなか手当てをすることが出来ません。

 

 雪が多かった今年は珍しく枝は折れませんでした。

 枝が伸びるとどうしても雪の影響を受け易くなって、折れてしまいます。

 それでも健気に春になると綺麗な花を見せてくれます。

 きっと板取を訪れる人も茅葺きの家と桜を見て心が躍るんではないでしょうか。

 あまり目立たずにひっそりと咲く桜。

 でも見ている人はいますね。

2018年5月2日水曜日

雪囲いの取り外し

 長い冬も終わって、雪も大分溶けたので雪囲いを取り外しました。

 家の周りを囲んでいた柱と板を解きほぐします。
 

 玄関の板も外します。
 

 これでスッキリしました!!
 
 
 
 外した柱や板は一所に固めて来年の冬までさよならです。

 今年の冬は雪の降り始めも早く長引きました。

 それでも時が来ればゆきは溶けるものです。

 こんな季節を生き抜いた人はきっと我慢強いんでしょうね。

 さて、ホコリが溜まっている部屋を掃除して、旅人を迎えられるようにします。

 

2018年4月8日日曜日

屋根のコケ取り

 今年の雪は大雪でした。

 雪が多いと茅葺きの屋根も痛みます。

 これは屋根に積もった雪がずり落ちる時に、茅も巻き込んで落ちるためです。

 また、屋根を長く持たせるために、屋根に生えたコケを取り除く必要があります。

 今年は、3月の雪が残る時期に行われました。
 


















 





 下にはブルーシートを敷いて、取り除かれたコケが散らばらないようにします。
 

 屋根は急こう配なので直接屋根の上にのぼることはありません。
 
 梯子に乗りながら、熊手でコケを取ります。

 こうやって見ると高所作業ですね。
 
 高所恐怖症の人には出来ません。
 
 こうやって手間暇をかけるからこそ残せる家です。

 板取にある4軒の茅葺き屋根の家は町の所有となっているからこそ出来るんでしょう。

 河原の屋根では毎年手間をかける必要もありませんが、茅葺きの家は時間とともに腐っていくので、手を加え続けることが必要です。

 こう考えると個人では持てない家ですね。