板取宿に雪が積もりました。
雪とは言っても霰ですが・・・・。
最近は来年になってから積もることが多かったように思いますが、今年の天気予報では等圧線が南北に混みあってるので雪が降りやすくなっています。
この程度では根雪にはならないでしょうね。
これだけの傾斜だと雪は積もらなくて滑り落ちます。
理由は明かりが家に入ってくるようにするためです。
今はまだ車で行けますが、雪が積もると歩いてしか行かないようになります。
もうすぐ本格的な冬が訪れようとしています。
キュ-ちゃんが栃の木峠の麓にある板取に住むことになりました。
住む家は茅葺き屋根の家で囲炉裏があります。
栃の木峠は京と北陸(越の国)を分けていた峠です。
この峠を通る北国街道は柴田勝家が織田信長の居城安土城へ参拝のため改修した道で、ずっと昔のことでした。
板取宿に雪が積もりました。
雪とは言っても霰ですが・・・・。
最近は来年になってから積もることが多かったように思いますが、今年の天気予報では等圧線が南北に混みあってるので雪が降りやすくなっています。
この程度では根雪にはならないでしょうね。
これだけの傾斜だと雪は積もらなくて滑り落ちます。
理由は明かりが家に入ってくるようにするためです。
今はまだ車で行けますが、雪が積もると歩いてしか行かないようになります。
もうすぐ本格的な冬が訪れようとしています。
当初、この家(竹澤家)に関わった時はとにかく放置して潰してはいけない!!と言うことでした。
その後は少し考えが変化して、文化財として有効利用しなくては・・・に変わりました。
囲炉裏に薪をくべながら、揺らぐ炎を見て考えました。
単に趣味で終わらせないために何をしなければいけないのか・・・・。
茅葺屋根の家を持っていると言うだけで羨ましがる人がいますが、この竹澤家は町の文化財となっているのでわがままは許されません。
また、何れは管理出来なくなる日が来ますが、その時になって後を引き継いでくれる人がいないようでは何のために管理しているのか分からないようではだめだと思います。
家の中を改造して住みやすくするという考えもありますが、後を引き継ぐ人がいなくてはこれまたなにをしているのか分かりません。
雪深いところなので、これも考えなければいけない事です。
今ここですべてを書くことは出来ませんが、つらつらと考えながら書いていこうと思います。
どうぞお付き合いくださいませ。
囲炉裏で火を焚くから『火遊び・・・』と名付けたんですけどね。
今日、今年の雪囲いを作り終えました。
ちょっとお天気が気になったんですが、今日で雪囲いを終えました。
作るには支柱や板、波板、横棒が必要なんですが数が多いためどこに使われていたのかを覚えていません。
なので今年は南北それぞれに番号を付けました。
これで来年は少しは楽になると思います。
南北に面した雪囲いを作る理由は屋根の形状にあります。
屋根の傾斜が急なため雪が高く積もることはないんですが、積もるとすぐ落ちてくるため屋根の下は雪が高くなります。
その雪が板塀に掛かるのを防ぐために雪囲いをするのです。
少しでも板が傷まないようにとの配慮からです。
只でさえ傷みやすいですから。
家の後ろは雪囲いをしません。
理由は崖になっていて雪が積もらないからです。
さあ、これで何時雪が降ってきても大丈夫です?と思います。
これからは囲炉裏で火を焚くために通うことになります。
約一年間のご無沙汰でした。
今年もいつものように家の雪囲いを行っています。
まだ全部は終わってないのですが、雨が降らない時に行います。
今年はいろんなことがあって今までできなかったので、ついこの前から取り掛かっています。
骨組を作れば後は板や波板を重ねていくだけなのであまり手間はかかりません。
まだ玄関口はやってませんが、これもあまり時間はかからないので空き時間に行うつもりです。
今まであまり囲炉裏で火を焚いてなかったので、これからはマメに火を焚こうと思います。
家の横にあったナンテンの木を切ったんですが、すごくスッキリしました。
私が板取宿にある茅葺屋根の家を管理し始めたのはかれこれ10年以上になります。
その当時は板取宿があるということは知っていましたが、そんなに興味はなかったです。
それが関わりを持つようになった切っ掛けは、屋根が腐って落ちていたところを見たからです。
このままでは何れ取り壊さなければならなくなる!?と思ったことが切っ掛けでした。
その後、教育委員会に掛け合って管理させて貰うよになったんですけど、それまで時間が掛かった。
そいうのも、その頃の町の方針として町外の人間に住みながら管理してほしいという方針がありました。
私は今庄町民でしたので当然許可が下りないわけです。
それを何回も交渉してやっと管理することが出来るようになりました。
中に入ってまたまたビックリ!!
畳は腐ってるわ、床板は腐ってるわ、部屋の中はかび臭くて、どうしたもんかいな・・・・??
途方に暮れるばかりでした。
えらいもんを引き受けたなと思いましたが、しゃーない!!
やれるだけやろうと決めて先ずはカビ集を消すことから始めました。
臭いを消すと言っても消臭剤では表面的なことなので根本的に消さなくては・・・・。
とにかく部屋を乾かして・・・・。
それには囲炉裏で火を焚くこと、これしかないと思い火を焚くことから始めました。
それには薪がいりますが、町からは提供されないので自分で確保しないといけません。
どうやって??
幸い私の家には吊るし柿用の薪があったので、それを使うことにしました。
かび臭さはなかなか消えませんでしたが、3~4年後にはやっと消えました。
薪を燃やすと言っても一日に1~2時間じゃなく6~7時間は毎日燃やし続けたと思います。
それでやっとカビ臭が消えました。
茅葺屋根の家の保存にはとにかく家の中を乾かさなければいけないので、最良は火を焚くこと一択です。
ただ住んでるだけとか、ファンヒーターは厳禁です。
人間からもファンヒーターからも水分は出るのでカビにとっては繁殖するのに良い環境になります。
細菌を培養するシャーレの中みたいです。
特に夏場の気温が25℃以上、湿度が80%以上になれば爆発的に増殖します。
これを守れば家は長持ちします。
今日はこれまでとします。
あまり書くと長文になってしまうので・・・・。
板取は雪が深いので毎年雪囲いは必須です。
雪は降らないに越したことはないですけど、降った時に家を傷めるので雪囲いはしないといけませんね。
屋根の傷みが激しくなってようやく補修することになりました。
茅葺の屋根はススキで葺いているためどうしても時間とともに痛んできます。
それで差し茅や葺き替えを行うんですが、なかなかススキが手に入りません。
日本全体で見れば育てているところもありますが、なにせ福井県から遠く離れているためこちらまで持ってくるのに運搬費がかかります。
今でも多く茅葺の家が残っている地域では屋根の葺き替えを仕事にすることも出来ますが、そうでない地域ではどうしても仕事として成り立ちません。
これも時代の流れで仕方がないのでしょうね。
今年は3軒の家の屋根が補修の対象です。
まずは家の周りに足場を築きます。
こちらは家の南側です。
もう一つの屋根はだいぶ傷んでいます。
ここまで痛んでしまうと直すのに時間とお金がかかります。
工期はいつまでかかるとは聞いていませんが、雪が降る冬までには直してほしいものですね。
以前化お願いしていた屋根の補修がようやく決まりました。
昨年は予算がないと言うことで痛んでいることは分かっているものの、お金が無いと言うことで延び延びになっていたものです。
これは予算が付いたというより、保険金が下りるというのが良いですが・・・・・。
何はともあれ、屋根が補修されるのは良いことです。
どんな屋根だったかと言うと・・・・・、こんな感じ。
こちらが私んちの屋根。
反対側(北側)の屋根
一見大丈夫そうに見えるんですけどね。
こっちがお隣さんちの屋根
雨漏りはしないんでしょうか?
これがお隣さんの裏側(西側)
隣の家の屋根は葺き替えになるようで終わるのに時間がかかります。
私んちは差し茅なので少し時間は短いそうです。
屋根の補修が終われば雨漏りはしなくなるでしょうし、見た目もきれいになると思います。
その時にはお知らせしますので、来てくださいね。
お待ちしています。