板取への想い（その２）

　最初に訪れた時には私が今借りている家には家族が住んでいたんですが、その２年後には住んでいた家族は出て行って空家になりました。

　結果としてその後は誰も住まなくなり放置された状態でした。

　やはり人が住まなくなると傷みも早く進むみたいに感じました。

　私もブログ等で入居者を募集したんですが、なかなか現れず中の様子を撮りに入った時にはすでにカビ臭さが充満していました。

　見た目にはそんなに悪くなっているようには見えないんですが・・・・・。

　屋根にはコケが生え始めていました。

　

　家の中の状態は見た目にはそんなに悪くなっているようには見えません。

　

　

　

　最初に住んでいた人が平成１９年に出て行って、その後２家族が短期間住みましたが、最終的に平成２３年からは誰も住まない状態となりました。

　長い間誰も住まなくなると家の中の空気の入れ替えも無くなって、とたんに悪くなってきます。

　今でこそ家の下はべた基礎と行って湿気が入らないようにしてありますが、当時は地面の上に石を置いただけの建て方なので湿気がもろに床板に当たります。

　だから家の中の空気の入れ替えをこまめにしないと木が腐ってくるんです。

　そして遂に平成２３年の豪雪で屋根の一部が崩れました。

　私が訪れた時には雪も小康状態で、壊れた屋根にはブルーシートが応急的に掛けられていました。

　

　

　これほどまでに雪が積もると板取で生活するのは大変です。

　

　そしてこの翌年更なる悲劇が板取を襲いました。

　続く・・・・・。