2016年5月26日木曜日

しし鍋を囲んで

 きのう板取にお客さんが10名来られました。

 お客さんとは私が参加させてもらっている朝会(倫理法人会)の方々です。

 板取の囲炉裏を囲んでしし鍋と焼き肉をみんなで食べました。

 みんなでビールを飲みながらワイワイガヤガヤと楽しい時間を過ごすことが出来ました。

 囲炉裏の周りには8名くらいしか座れないんですが、それでも代りばんこにストーブの上で焼いている猪肉に箸を伸ばして食べました。

 
 

 

 


 私がこの家を借りて管理しているのは、隣の家の屋根が落ちたのを見て「なんとかしなければ・・・・」と思ったのがきっかけです。

 茅葺きの家は特に家の中を乾かさないと直ぐにカビてきて痛みます。

 それを防ぐにはこまめに窓を開けて空気を入れ替えたり、囲炉裏で火を焚いて乾かすことです。

 一にも二にもこれが絶対に必要です。

 それには薪を確保しなければいけませんし、火を焚く時間も必要です。

 趣味で行っていては、その人がいなくなって元の木阿弥になっては何をしているのか分かりません。

 それで私がいなくなっても誰かが管理を申し出てくるような仕組みを作らなければ・・・・と考えています。

 町にはその旨を話していますが、まだ最終的な結論は出ていません。

 もう少し時間がかかるかもしれませんが、時間がかかってもやりぬこうと思っています。

 大勢の人に来てもらい、利用して貰うことによって家の良さを感じてもらえれば残そうと考える人も増えると考えています。

 また、外国の方にも見てほしいと思っています。

 特にもっと発展したいと考えている国々の方に見てほしいです。

 「おしん」のように努力すれば孫の代には日本の様に発展するんだということを分かってもらう原点に出来れば・・・と考えています。

 日本人だけではなく、外国の人にも勇気を与えられるような家にしたいと思います。

 

2016年5月15日日曜日

石垣イチゴ

 板取の気温もどんどん上がってきて、以前住んでいた人が植えたイチゴも花を咲かせています。

 品種は葉っぱが小さいので普通庭などに植えてるイチゴとは違うと思います。

 野イチゴでしょうか?

 

 イチゴが成っているところは崖の上です。

 

 この野イチゴは家の土台である石垣の上に成っています。

 まだ赤く成った実はないですが、もう少しすれば赤く実った実が食べられるでしょう。

 さすがにジャムを作れるまでにはならないでしょうけど・・・・・。







2016年5月4日水曜日

茅場の整備

 今日、ススキを刈り取ることを願いしている田んぼに残っているススキを刈り取りました。

 本来ならススキは秋の終わりに刈り取るものなんですが、刈り取る時に昨年のススキが混ざらないようにするために刈り取りました。

 同じ枯れたススキなのに1年置くとどうしていけないのか、と言う疑問があると思います。

 その理由は1年前のススキだと腐っている可能性があるからです。

 腐ったススキと今年のススキが混ざると、差し茅や屋根の葺き替えをした時に屋根が腐りやすくなるからです。

 なので古い茅はなるべく混ざらないようにする必要があります。

 と言う意味もあって昨年のススキを刈り取りました。


 

 草刈り機で刈り取るのでそんなに時間はかかりませんでした。

 この写真ではよく分からないと思いますが、広さは約1反ぐらいだと思います。


 これが刈り取った後。

 

 刈り取る理由はもう一つあります。

 それは屋根材としてのススキは細くて長い方が良いのです。

 理由は葺いた時に屋根が締まるからです。

 太いススキと細いススキを比べると、細い方が閉めた時に空隙があまり出来ません。

 これは雨が浸み込み難いということです。

 なので細くて長いススキの方が良いのです。

 また長さは1.8メートル以上あればいいススキです。

 屋根をふく時に長ければ長いだけ重なる部分が多くなって抵抗が増えて抜けにくくなります。

 また差し茅をする時にも多く使えるので長い方が良いのです。

 今の時期は新芽も少し伸びてきましたが、その新芽も少しばかり刈りました。

 こうすれば細いススキが出来るのでは・・・・と考えてのことです。

 これは実験なので上手くいくかどうかは分かりませんが、上手くいけば今後はこのようにしていこうと思っています。







2016年4月28日木曜日

ススキの刈り取り(春)

 茅葺き屋の家には屋根をふき替えるための茅が必要です。

 ところが需要(茅葺き屋根の家)が少ないためススキを生産しているところはあまりありません。

 福井県でもご多分にもれず、茅を本格的に生産しているところはありません。

 そうなると自前で確保するしかないのですが、板取ではなるべく自前で茅を確保しようとしています。

 幸いにも板取には茅葺き屋根の家が残っていて、囲炉裏で火を焚いているから昔ながらの燻された茅が出来ます。

 刈る前のススキ
 

 燻された茅は腐り難くなるため長く持つようになります。

 ほとんど売られている茅は乾燥して保管しているだけなので、腐りやすくなります。

 板取ではこの点に注目して、燻された茅の生産を目指しています。



 今年は実験のために一度葉っぱが出てきた春先にススキを刈りました。

 刈った後
 


 ススキはなるべく長くて真直ぐなものが良いのですが、長く放置されていたために茎は太くなって秋の終わりごろになると曲がってしまいます。

 そこでなるべく細いススキにするために、春先に一度かることにしたのです。

 これは実験なので結果がどうなるかは分かりませんが、うまくいかなければもう一度考えます。

 成功すれば他のススキにも応用しようと思っています。

 これは私の考えですが、燻されたススキが作れるようになりある程度の量が確保できれば産業化も夢ではないと思っています。

 夢で終わらせたくないです。







2016年4月27日水曜日

柿の木の接ぎ木

 「桃栗3年柿8年」と言う諺があります。

 これは種から育てた気に実がなるまでの期間が柿が一番長く8年もかかるという意味です。

 8年もかかってしまうと、それまで収入がないことになるので農家にはよくありません。

 そこでもっと早くに実がなる方法として柿の木の接ぎ木をします。

 こうすれば3年位で実がなるようになります。

 それでも3年ですが・・・・。

 その接ぎ木の方法を今年も習ってきました。

 
 

 接ぎ木とはその名の通り、柿の木(吊るし柿では長良柿)の小枝をすでに根が付いている柿の木(例えば豆柿)に割りこませて継ぐことです。

 最初に継ぎ木を作ります。

 

 芽を2~3個残して切り、専用のテープで覆います。

 その後、手で持っている方の枝を楔形に切ります。

 台木に切り込みを入れて楔形に切った小枝をはさみこみます。

 

 その後テープで台きと接ぎ木を繋ぐ様に巻いていきます。


2016年4月21日木曜日

たんぽぽ

 板取も一日一日暖かくなってきて春が近づいてきているのを実感する日が多くなりました。

 板取の茅場にはタンポポが咲き始めました。

 日本には2種類のタンポポ、西洋タンポポと日本タンポポです。




 西洋タンポポは外国からの荷物に紛れ込んで日本に定着したと思いますが、繁殖力が日本タンポポより強く、また交雑も進んで日本タンポポが減少してきています。

 幸いにまだ板取に咲いているこのタンポポは日本タンポポです。

 西洋タンポポと日本タンポポの違いを見分けるには、その額を見ればすぐに分かります。

 西洋タンポポは額が反り返っているのに対して日本タンポポは反り返っていません。

 今は日本タンポポが咲いていますが、時間が経てば西洋タンポポが進出してくるかもしれません。

 これだけ西洋タンポポが勢力を伸ばしてくれば交雑が進むのも仕方がないことかもしれません。







2016年4月20日水曜日

旧板取小学校跡

 今は廃村になった板取集落ですが、その昔は人が住んでいて小学校もありました。

 昔は人が住んでいるところにはどんなに不便でも学校がありました。

 人伝いに聞いたその後に行ってきました。

 それは集落から少し離れた山の中にありました。

 国道を横切って山の斜面を上っていくと石積みがありました。

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 この階段には切りだされた石が使われています。
 itadorishou atochi  (2).JPG

 さらに上っていくと・・・・
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 セメントで固められた石垣が見えてきます。
 
 itadorishou atochi  (5).JPG


2016年4月16日土曜日

屋根の苔取り

 茅葺きの屋根は定期的に苔を取る必要があります。

 茅葺きの屋根はススキで出来ているので、年月が経てばどうしても表面が腐ってきます。

 腐ってくるとそこに苔が生えたり、草が生えたり、木が生えたりしてきます。

 すると雨水が中に浸透しやすくなって、早く茅が痛んできます。

 木が生えてくると根が張るために、更にその根を通って水が深く浸透しやすくなります。

 こんな理由で苔取りをするんですが、先日その様子を見ることが出来ました。


 屋根の梯子をかけて熊手で苔を取っていきます。
 
 
 
 

2016年4月10日日曜日

板取の桜

 板取にも遅れて桜が咲きました。

 一昨年の雪で枝が折れて痛々しかったんですが、それにもめげずに咲きました。

 桜の木は2本しかないのですが、それぞれ違う種類のようです。





  
































2016年3月7日月曜日

冬から春へ(板取宿)

 今年は例年になく雪が少ない冬でした。

 いつもなら2メートルくらい積る雪も今年は1メートルも積もりませんでした。

 こんな冬だと良いんですが、雪は忘れたころにドカンと降るので始末に負えません。

 昨年の末に雪囲いをしていたんですが、これを取り外しました。

 雪囲いに使う柱や板は元々ここには無く、私の家から持ってきました。

 なので片付ける際にはその保管場所を作らないといけません。

 板取には小屋が無く家しか残っていないため、家に立掛けるしかありませんが、なんとか全部を一纏めにすることが出来ました。

 こんな感じで家の周りに柱と板で囲んで、雪が直接板塀にかからないようにします。
 yukigakoi (5).JPG

 反対側の壁にも同じように囲います。

 今年の雪はこのぐらいでしたが、多い時には屋根まで雪が積もります。

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 板を支えていた柱はなんとか1か所に纏める事が出来ましたが、板の保管場所をどこにしようかと考えあぐねています。

 それ専用の小屋があればいいんですが、板取には家しか残っていないのでどこに保管するのかが問題です。

 場所的には家の周りか、家の中しかないんですが、なんとか確保しようと思います。

 とは言ってもその場所は限られますが・・・・・。

 まだ雪は家の陰などに残っていますが、もう1週間もすれば雪も溶けて初春らしい光景が広がってくると思います。

 楽しみですね。