今日、ススキを刈り取ることを願いしている田んぼに残っているススキを刈り取りました。
本来ならススキは秋の終わりに刈り取るものなんですが、刈り取る時に昨年のススキが混ざらないようにするために刈り取りました。
同じ枯れたススキなのに1年置くとどうしていけないのか、と言う疑問があると思います。
その理由は1年前のススキだと腐っている可能性があるからです。
腐ったススキと今年のススキが混ざると、差し茅や屋根の葺き替えをした時に屋根が腐りやすくなるからです。
なので古い茅はなるべく混ざらないようにする必要があります。
と言う意味もあって昨年のススキを刈り取りました。
草刈り機で刈り取るのでそんなに時間はかかりませんでした。
この写真ではよく分からないと思いますが、広さは約1反ぐらいだと思います。
これが刈り取った後。
刈り取る理由はもう一つあります。
それは屋根材としてのススキは細くて長い方が良いのです。
理由は葺いた時に屋根が締まるからです。
太いススキと細いススキを比べると、細い方が閉めた時に空隙があまり出来ません。
これは雨が浸み込み難いということです。
なので細くて長いススキの方が良いのです。
また長さは1.8メートル以上あればいいススキです。
屋根をふく時に長ければ長いだけ重なる部分が多くなって抵抗が増えて抜けにくくなります。
また差し茅をする時にも多く使えるので長い方が良いのです。
今の時期は新芽も少し伸びてきましたが、その新芽も少しばかり刈りました。
こうすれば細いススキが出来るのでは・・・・と考えてのことです。
これは実験なので上手くいくかどうかは分かりませんが、上手くいけば今後はこのようにしていこうと思っています。
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