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2015年8月29日土曜日

柿縄作り

 ミチシタを陰干しして乾かした後、小縄を綯います。

 小縄というのは一つ一つに渋柿を吊るす用に枝分かれした縄です。

 腰に麻ひもをくくりつけ、もう一方に板などで固定します。

 そしてミチシタを麻ひもに絡ませて半分に折ります。

 

 
 画像が90度横に向いています。

 
 両手で揉むようにしながら綯っていきます。

 柿名は1本作るのに小縄は5本必要です。

 

 昔の農家の人は毎年1万なら3万ぐらい吊るし柿を作りました。

 計算では小縄はそれだけ必要です。

 大変な量です。

 それを毎年続けていました。

 大変な仕事ですが現金収入になるので農閑期の仕事にはちょうどいいです。

 次は小縄をさらになって柿縄を作ります。


 この作業は次回にお知らせします。




2014年9月1日月曜日

柿縄作り

 今庄で作られる吊るし柿は独特の方法で作られます。

 まず、囲炉裏で燻すという点。

 囲炉裏で燻すことによって渋を抜き、同時に乾燥させるという意味があります。

 太平洋側では空気が乾燥しているため、軒先などで乾燥させればいいんですが、日本海側は雪が降ったりして湿気が多いため軒先で干すとカビてしまいます。

 だから囲炉裏を使用しています。

 また柿を吊るす柿縄も今庄独特のもので、一本の縄に小縄が5本付いておりそれに皮を剥いた柿を吊るします。

 同じようにして作られたもう一つの柿縄を2本で一対として竹竿に吊るして乾燥させます。

 ここで使用する柿縄はミチシタという植物から案で使うんですが、そのままでは固いので編むことが出来ません。

 そこで茎を叩いて繊維をバラバラにしてほぐし、乾燥させて使います。

 先日そこまでの工程を行いました。

 これが柿縄で使用するミチシタです。
 michisita (1).JPG

 根元の少し上から刈り取ります。
 michisita (3).JPG

 それを木槌で叩いて繊維を解します。
 michisita (6).JPG


2014年8月16日土曜日

柿縄作り(その1)

 今庄の特産品である吊るし柿。

 この吊るし柿を吊るす縄は道端に生えている草を利用して作っています。

 作るのは女性の仕事ですが、作れる人は年々少なくなってきました。

 それで作る一連の方法を伝えるために、どの様な草を使い、どのようにして縄を綯うのかを初めから母に教えてもらいました。

 これがその草です。

 ミチシタといっている草です。
 michisita (1).JPG

 柿の木の周りに植えてあります。
 michisita (2).JPG

 写真だと分かり難いんですが、小さなススキみたいな草です。

 michisita (3).JPG