9月から始まった板取宿にある茅葺き屋根の家。
全部で4軒の家を改修するので、なかなか時間がかかります。
ときどき訪れてその進捗状況を見ているんですが、なかなか進まないですね。
一応12月の初めには終了することになっているんですが・・・・・。
ブルーシートがかかっている家と、
こちらの2軒が修繕の対象になっています。
もう一軒は、木の芽峠にある茶屋で修繕は終わっています。
下の家は資料館で、当時使われていた道具が並べられています。
ちょっと工事中なのでごちゃごちゃとしていますが・・・・。
当時使われていた着物や農機具が乱雑に置かれています。
床には雨漏りの跡があって畳や展示品が濡れていました。
その後、畳をめくったら・・・・カビテいて、床は・・・・・、
抜け落ちました。
これはシロアリじゃなくてカビて腐ったということでした。
こんな風になったのは、風を入れず、囲炉裏で火も炊かなかったからだと思います。
このままではいつ倒壊しても不思議ではありません。
屋根に草が生えると、根が入っていって早く腐るそうです。
これを防ぐには、毎年表面を掻いて落とすことですが人が住んでいなくて世話をする人がいなければ、どんどん腐っていくスピードが速くなっていきます。
職人さんたちがせっかく手入れをしてくれているんですから、大事に残していきたいものです。
その職人さんたちも年齢は80歳を超えています。
その技を残していくためにも、茅葺き屋根は残していかないと・・・・・・。
先人たちが残してくれた、将来へのお土産です。
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