きのう板取にお客さんが10名来られました。
お客さんとは私が参加させてもらっている朝会(倫理法人会)の方々です。
板取の囲炉裏を囲んでしし鍋と焼き肉をみんなで食べました。
みんなでビールを飲みながらワイワイガヤガヤと楽しい時間を過ごすことが出来ました。
囲炉裏の周りには8名くらいしか座れないんですが、それでも代りばんこにストーブの上で焼いている猪肉に箸を伸ばして食べました。
私がこの家を借りて管理しているのは、隣の家の屋根が落ちたのを見て「なんとかしなければ・・・・」と思ったのがきっかけです。
茅葺きの家は特に家の中を乾かさないと直ぐにカビてきて痛みます。
それを防ぐにはこまめに窓を開けて空気を入れ替えたり、囲炉裏で火を焚いて乾かすことです。
一にも二にもこれが絶対に必要です。
それには薪を確保しなければいけませんし、火を焚く時間も必要です。
趣味で行っていては、その人がいなくなって元の木阿弥になっては何をしているのか分かりません。
それで私がいなくなっても誰かが管理を申し出てくるような仕組みを作らなければ・・・・と考えています。
町にはその旨を話していますが、まだ最終的な結論は出ていません。
もう少し時間がかかるかもしれませんが、時間がかかってもやりぬこうと思っています。
大勢の人に来てもらい、利用して貰うことによって家の良さを感じてもらえれば残そうと考える人も増えると考えています。
また、外国の方にも見てほしいと思っています。
特にもっと発展したいと考えている国々の方に見てほしいです。
「おしん」のように努力すれば孫の代には日本の様に発展するんだということを分かってもらう原点に出来れば・・・と考えています。
日本人だけではなく、外国の人にも勇気を与えられるような家にしたいと思います。
キュ-ちゃんが栃の木峠の麓にある板取に住むことになりました。
住む家は茅葺き屋根の家で囲炉裏があります。
栃の木峠は京と北陸(越の国)を分けていた峠です。
この峠を通る北国街道は柴田勝家が織田信長の居城安土城へ参拝のため改修した道で、ずっと昔のことでした。
2016年5月15日日曜日
2016年5月4日水曜日
茅場の整備
今日、ススキを刈り取ることを願いしている田んぼに残っているススキを刈り取りました。
本来ならススキは秋の終わりに刈り取るものなんですが、刈り取る時に昨年のススキが混ざらないようにするために刈り取りました。
同じ枯れたススキなのに1年置くとどうしていけないのか、と言う疑問があると思います。
その理由は1年前のススキだと腐っている可能性があるからです。
腐ったススキと今年のススキが混ざると、差し茅や屋根の葺き替えをした時に屋根が腐りやすくなるからです。
なので古い茅はなるべく混ざらないようにする必要があります。
と言う意味もあって昨年のススキを刈り取りました。
草刈り機で刈り取るのでそんなに時間はかかりませんでした。
この写真ではよく分からないと思いますが、広さは約1反ぐらいだと思います。
これが刈り取った後。
刈り取る理由はもう一つあります。
それは屋根材としてのススキは細くて長い方が良いのです。
理由は葺いた時に屋根が締まるからです。
太いススキと細いススキを比べると、細い方が閉めた時に空隙があまり出来ません。
これは雨が浸み込み難いということです。
なので細くて長いススキの方が良いのです。
また長さは1.8メートル以上あればいいススキです。
屋根をふく時に長ければ長いだけ重なる部分が多くなって抵抗が増えて抜けにくくなります。
また差し茅をする時にも多く使えるので長い方が良いのです。
今の時期は新芽も少し伸びてきましたが、その新芽も少しばかり刈りました。
こうすれば細いススキが出来るのでは・・・・と考えてのことです。
これは実験なので上手くいくかどうかは分かりませんが、上手くいけば今後はこのようにしていこうと思っています。
本来ならススキは秋の終わりに刈り取るものなんですが、刈り取る時に昨年のススキが混ざらないようにするために刈り取りました。
同じ枯れたススキなのに1年置くとどうしていけないのか、と言う疑問があると思います。
その理由は1年前のススキだと腐っている可能性があるからです。
腐ったススキと今年のススキが混ざると、差し茅や屋根の葺き替えをした時に屋根が腐りやすくなるからです。
なので古い茅はなるべく混ざらないようにする必要があります。
と言う意味もあって昨年のススキを刈り取りました。
草刈り機で刈り取るのでそんなに時間はかかりませんでした。
この写真ではよく分からないと思いますが、広さは約1反ぐらいだと思います。
これが刈り取った後。
刈り取る理由はもう一つあります。
それは屋根材としてのススキは細くて長い方が良いのです。
理由は葺いた時に屋根が締まるからです。
太いススキと細いススキを比べると、細い方が閉めた時に空隙があまり出来ません。
これは雨が浸み込み難いということです。
なので細くて長いススキの方が良いのです。
また長さは1.8メートル以上あればいいススキです。
屋根をふく時に長ければ長いだけ重なる部分が多くなって抵抗が増えて抜けにくくなります。
また差し茅をする時にも多く使えるので長い方が良いのです。
今の時期は新芽も少し伸びてきましたが、その新芽も少しばかり刈りました。
こうすれば細いススキが出来るのでは・・・・と考えてのことです。
これは実験なので上手くいくかどうかは分かりませんが、上手くいけば今後はこのようにしていこうと思っています。
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