2014年4月27日日曜日

板取での草むしり

 板取の集落に至る道には二通りあります。

 一つは駐車場に車を置いて石畳を歩いてくることと、もう一つは直接国道365号線から上ってくる道です。

 この道は砂利道であまり使われないことから整備されたままになっていて草が伸び放題でした。

 昨年から草むしりを始めたんですが、まだ根っこが根深く残っていて今年も伸びてきてました。

 そこでまだ丈が低い内にむしることにしました。

 まだ初春なのでこんな状況ですが、これが夏ともなれば・・・・地面が見えなくなります。

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 これだけ広いと目眩がしそうですが・・・・。

 とにかく目の前の草だけを見つめて・・・・始めました。

 むしった草は脇に置きながら・・・・・。
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 そしてしおれた草は・・・・・、


 柿の木の根元に肥料としておきました。
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 草は無くなりましたが、杉の葉がまだ残っています。

 これはあす以降に掃除してきれいにしようと思います。

 石階段の上から見ると・・・・、
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 少しきれいになりました。

 まだまだ作業は続きます。

 晴れた日に杉の葉を集めて囲炉裏で燃やそうと思います。

 




2014年4月26日土曜日

板取宿の飲料水は?

 ライフラインを整備することが人の生活には欠かせません。

 特に飲料水の確保は最大のものです。

 住めるかどうかの別れ道になります。

 その為に人は井戸を掘ったり、谷川の水を引いたりしました。

 ここ板取でも例外ではなく、昔は電気ポンプなどという便利なものはなかったので水を引いてくるのはそこに住む者にとってみんなが負担する仕事になっています。

 板取宿では崖の上に立っているので井戸はなく、谷川の水を利用していました。

 でも時々その谷川の水を引く堰がごみで詰まってしまいます。

 それを定期的に取り除くのも板取に住む者の仕事の一つです。

 またその堰は高いところにあるのでそこまで登るのが大変です。

 先日久しぶりにその堰を見に行きました。

 でもこの時期はクマが冬眠から目覚めてでてくるかもしれないので、家で見つけた拍子木を打ち鳴らしながら上っていきました。

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 山からの土砂が雨で入ってこないように土塁と板で囲んでありました。

 これも簡易的で何年持つか分かりませんが・・・・・。

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 板をもっと高くすると今度は、土砂を取り出すのに難点となります。

 痛し痒しでしょうか。

2014年4月20日日曜日

長火鉢でお餅を・・・・・

 板取に長火鉢を持ち込んで、外の景色を見ながらお餅を焼く・・・・・・。

 そんなことを考えながら長火鉢を実家から運び入れました。

 玄関脇の板の間の部屋に置きました。

 この場所は今庄ではにわといいます。
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 外の眺めはこんな感じです。
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 そこに囲炉裏で火を起こした炭を入れて・・・・・、
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 その上に金網を載せて・・・・・・、




 お餅を置いて・・・・・、
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 しばらくすると・・・・・こんがり焼けました。

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 この日はちょっと風が強くて火鉢の中の灰が度々舞い上がりました。

 灰は板取で作った新しい灰と入れ替えたため軽くて舞い上がりやすかったようです。

 火ばちでお餅を焼く時は扉は閉め切った方がよさそうですね。

 少なくとも風のない日に行うべきだと勉強しました。

 火ばちでお餅を焼くにはちょっと時間がかかりますが、そんなまったりした時間を過ごすのも良いものだと思います。


 まだ焼けないかな??

 もう焼けたかな??

 なんて思いながら箸でお餅をひっくり返す。

 必要以上にひっくり返すので、なかなか焼けない・・・・・なんてことも子供の頃にはありました。


 お餅をひっくり返す時には箸でひっくり返すんですが、時々灰の中に落とします。

 でも気にしない!! 気にしない!!

 息を吹きかけて少し落として口にパクリ!!

 子供の頃にはそうやって食べていましたね。


 お餅を焼くだけでいろんな思い出がよみがえってきそうですね。








2014年4月13日日曜日

板取の春

 板取宿にも春がやってきています。

 雪が溶け地面が顔を出して雪の下で息を潜めていた草木が芽吹き始めました。

 桜の木も花を開き、遅い春がやってきています。

 これからは板取を訪れる方も多くなって来るような春の予感です。

 板取に来られる方のために動画も作りました。

 国道365号線にかかる板取宿の案内板
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 駐車場に建てられている板取宿の由来
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 石畳の道を上っていきます。
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 関所の門をくぐって行くと・・・・・、
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 下屋が落ちた家
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 ここでの生活の厳しさが分かります。

 ここに住んでいた人が春になると畑を耕しに帰ってきます。
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 風呂場跡
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 生活していた跡です。

 家があった場所に建てられたお墓。
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 春が遅い板取にも桜が咲き始めました。
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 板取に残る4軒に茅葺き屋根の家
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 我が家です。
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 2軒のお隣さん。
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 ここからのロケーションもフォトポイントです。
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 日一日と季節が良くなって自然の命の息吹を感じる今日この頃。

 こんな時ふと生きてることの実感をひしひしと感じます。

 自分も自然に生かされてるんだなと・・・・・。
 
 時を忘れて一人になりたい時、

 何も考えたくないとき、

 1人になりたい時には

 どうぞお越しください。

 囲炉裏の火を見ながら時が静かに過ぎて行く様子を、

 誰彼ともなく、それが自然なのだと実感できるでしょう。

 ここは自然のホスピタル・・・・・・・かもしれません。









2014年4月1日火曜日

春の訪れ 板取宿

 流れる風も和らいできて、板取もすっかり春の装いになりました。

 冬の雪囲いも取って、家の中にこもっていた空気を開け放つと春風は家の中を通り過ぎて行きました。

 これから増えてくる訪問客の期待にこたえられるように部屋の中と家の周りをきれいにしていこうと思います。

 まずはその様子から・・・・・・。

 家の周りの植えてあった花が咲き始めました。
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 越の国へようこそ
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 我が家です。
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 角度を変えて・・・・・
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 二階からの眺め。
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 縁側に座って・・・・の景色です。
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 ここで訪れる人達のおもてなしをしたいと思っています。

 縁側に座ったり、囲炉裏の周りに陣取っていろんな話が出来る場を提供出来たらと思っています。

 単に昔の生活を懐かしむのではなく、家族の絆がどのようにして育まれていったのかを思い出してほしいと思っています。

 また外国の方にも訪れてほしいと思います。

 日本もおよそ100年くらい前まではどの家庭も貧しかった。

 それを私たちの祖父母の世代から努力と苦労今にきっと良くなるという夢を持っていたために今の日本を築き上げたのだという事実を知ってほしいと思います。

 努力と夢と継続。

 これは誰にでも持てることです。

 やれることです。

 一歩は小さいかもしれません。

 進んでいる実感はないかもしれません。

 でも確実に進んでいます。

 進めます。

 その小さな一歩が将来の国の反映につながるということをこの家で知ってほしいと思います。