2016年2月17日水曜日

雪降る板取宿へ

 江戸時代の昔、参勤交代で江戸に向かう時には藩主たちの行列は今庄宿で一泊してから板取宿を通り、結城秀康が改修した栃の木峠を通って江戸に向かいました。

 板取宿は大きな宿場ではありませんでしたが、京と越前の境界にある宿場として関所が設けられていました。

 今では国道365号線北國街道の代わりに整備されています。

 また今でも冬になると毎年雪のために春まで国道は閉鎖されてしまいます。

 今では板取宿の近くに今庄365スキー場が出来て冬でも雪のために道路が閉鎖になることはありません。

 雪の降った日、国道365号線から板取宿まで行ってみました。

 日野川沿いに国道は通っています。
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 大門集落には昔校舎だった建物が残されています。
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 中には昔の農機具や生活用品、学校の備品などが残されています。


 この集落は孫谷集落
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 この家は昔茅葺き屋根の家だったことがその形で分かります。

 孫谷集落の次は板取集落だったんですが、今では全戸集落を離れてしまいました。

 孫谷集落からはひたすら道を進みます。
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 突然板取の宿の看板が現れます。
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 夏にはここの駐車場に車を置いて石畳の道を上っていくんですが、今は雪に閉ざされて上れません。


 そのまま道を行くと今庄365スキー場に行く看板が出ています。
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 スキー場に行く道を上って100メートルくらい上ってから車を置いて、右側にある道を下っていきます。

 するとタイムスリップしたような集落が見えてきます。
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 ここには一軒だけ家族が住んでいます。

 正面に見える家が私が借りている家です。
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 雪の上には足跡が無く、まだ誰も歩いていませんでした。

 屋根にはツララが下がっていました。
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 今年の雪はまだ少ない方で、多い年には屋根まで届く積雪になります。

 また家の前は除雪されないので、大雪の時には家に行くまでに除雪しながら進んでいかなければいけないので時間がかかります。

 この雪も今年最後の雪になるでしょう。

 春いちばん最後のゆきですね。






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