2016年2月23日火曜日

インタビュー

 先日板取でインタビューを受けました。

 新聞記事でのインタビューは何回か受けたことはあるんですが、ラジオのインタビューは初めてでした。

 内容は板取に取り組んでいる内容や苦労などを話しました。

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 苦労話と言えば薪を集めることでしょうか。

 山の中に家はあって周りには木々があるのに薪集めに苦労するというのは不思議と思われるかもしれません。

 立ち木は生きているので水分が詰まってます。

 この木を切っても直ぐには薪には出来ません。

 乾かさなければいけないからです。

 乾くまでに1年以上かかります。

 なのであらかじめ木を切って乾かしておかなければ薪としては使えないということになります。

 このような理由から薪集めに苦労しています。

 また、茅葺きの家は屋根がススキで出来ているので時間が経てば腐ってきます。

 屋根の色が苔むし手緑になっていると綺麗に見えますが実は屋根にとっては危ない兆候です。

 苔が生えてくるというのはススキが腐ってきた証拠だからです。

 またコケによって雨水が止められてススキの中に染み込んでいくと腐るスピードが速まります。

 本来なら屋根は30年以上もつものなんですが、これは昔のように囲炉裏で火を焚いたり、釜戸で煮炊きをして煙が家の中を乾燥させるから長く持ちました。

 もし火を焚かないと10年位で腐ってくるでしょう。

 そんなわけで出来るだけ毎日火を焚くようにしています。

 火を焚くことはそんなに苦労はありません。

 ただ煙たいですが・・・・・。

 でも次世代に残していくためにしなければいけないことです。

 昔の人はこんな家に住んでこんな生活をしていた問うことを伝えていくために・・・・・・。






2016年2月21日日曜日

小規模経済プロジェクト

 昨年板取に京都からお客さんが来られました。

 吊るし柿作りの体験をされたんですが、その時の様子と私の考えを基に記事を書かれました。

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 私の考えは、板取という廃村でもやり方によっては生きるための糧を得られるということを証明したいと思っています。

 それには吊るし柿作りもあるし、ススキビジネスもあります。

 それらが上手くいけば町を離れる人が一人でも少なくなればいいと思っての行動です。

 少々雪で不便でも生活の糧が得られれば残ってみようかと思ってくれたり、新しい人が来てみようかなと思ってくれればそれでいいと思っています。

 一番初めから万点は取れませんから。

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 進捗は遅いですが確実に一歩ずつ進めればと思います。






2016年2月17日水曜日

雪降る板取宿へ

 江戸時代の昔、参勤交代で江戸に向かう時には藩主たちの行列は今庄宿で一泊してから板取宿を通り、結城秀康が改修した栃の木峠を通って江戸に向かいました。

 板取宿は大きな宿場ではありませんでしたが、京と越前の境界にある宿場として関所が設けられていました。

 今では国道365号線北國街道の代わりに整備されています。

 また今でも冬になると毎年雪のために春まで国道は閉鎖されてしまいます。

 今では板取宿の近くに今庄365スキー場が出来て冬でも雪のために道路が閉鎖になることはありません。

 雪の降った日、国道365号線から板取宿まで行ってみました。

 日野川沿いに国道は通っています。
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 大門集落には昔校舎だった建物が残されています。
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 中には昔の農機具や生活用品、学校の備品などが残されています。


 この集落は孫谷集落
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 この家は昔茅葺き屋根の家だったことがその形で分かります。

 孫谷集落の次は板取集落だったんですが、今では全戸集落を離れてしまいました。

 孫谷集落からはひたすら道を進みます。
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