キュ-ちゃんが栃の木峠の麓にある板取に住むことになりました。
住む家は茅葺き屋根の家で囲炉裏があります。
栃の木峠は京と北陸(越の国)を分けていた峠です。
この峠を通る北国街道は柴田勝家が織田信長の居城安土城へ参拝のため改修した道で、ずっと昔のことでした。
2015年11月27日金曜日
2015年11月14日土曜日
今庄の吊るし柿作り(3)
今年の吊るし柿作りが終わりました。
今年は昨年とは柿の成り合いもよく、出荷数量も増えそうです。
乾かした吊るし柿についている灰をお湯で洗い流して干します。
乾いたら柿縄をそれぞればらして50個になるように束ねます。
50個ふたつを結んで竿に掛けます。
お茶を飲みながら頂きます。
近年は不作が続き来ましたが、今年は豊作になりました。
出荷数も増えて農家にはいくばくかの収入になります。
今庄の吊るし柿は福井県内では有名ですが、県外ではほとんど知られていません。
それは色が黒く、一般に出回っているあんぽ柿のような鮮やかな色ではないためです。
これはいかにも残念なことで、この状況をなんとかしたいと思っています。
今庄の吊るし柿は何百年も前から旅人に提供されてきたもので、歴史があります。
またもう一つ弱いところは大きさが小さいということです。
これは長良柿をという品種を使っているからですが、これを実が大きい他の品種で作ればそれなりに対抗できると思っています。
上の写真は右が長良柿、左が他の品種で作った吊るし柿です。
実が小さいとすくに難くなるんですが、大きい方は中がしっとりとしていて歯ごたえもいいです。
これはまだ誰も作っていませんが、今後はこれに主力を置いていこうと思っています。
2015年11月4日水曜日
2015年11月3日火曜日
今庄の吊るし柿作り(2)
月曜日に柿をもいで、皮をむいて、そして囲炉裏に吊るしました。
皮をむいたらすぐに囲炉裏にかけて燻しを始めます。
あまり長く時間をおくとカビてくるからです。
太平洋側で干し柿を作る時には天日で作ることが出来ますが、今庄では湿気が多いため囲炉裏を使って乾かします。
さて今日の板取での作業は燻しの続きです。
吊るし柿が出来上がるまでには約1週間ぐらいかかるんですが、まだ今日は2日目です。
大分干し上がってきました。
美味しそうな飴色になってきました。
ちょっと小さめですが、この時の方が中身がトロットしていておいしいのです。
皮を破くと・・・・・、
これがおいしいのです。
また皮も歯ごたえがあって美味しいです。
ただ残念なことにこの状態の商品は流通しません。
今庄の吊るし柿が一番おいしい状態で出荷できないのは残念ですが、それには理由があります。
それはこの状態では時間が経つと中から水分が出てくるからか、水分を吸収するかは分かりませんが、ベトッとしてきます。
なのでお店に出る頃には商品として持たないからです。
そこでここ板取でその美味しさを体験出来るようにしたいと思います。
その時にはお知らせしますので、お立ち寄りください。
2015年11月2日月曜日
今庄の吊るし柿
今年も吊るし柿作りの季節になりました。
今年はちょっと柿が色づくのが早いのですが早めに作ることにしました。
柿の出来具合ですが、数は多いもののちょっと小さめです。
先日柿もぎをしました。
これで全部ではないんですが、何日かに分けてもぐ予定です。
これで200個ぐらいです。
まず囲炉裏の上で干すので囲炉裏を囲みます。
これで囲むと熱が逃げないので早く乾きます。
ヘタを取った後、皮をむきます。
この柿は蜂屋という種類で、今庄で栽培されている長良柿とは違います。
囲炉裏の上に向いた柿を並べて干します。
囲炉裏には約1週間火を入れて燃やし続けます。
1日中火を入れ続けて火を見なければいけません。
これがちょっと苦労ですが、出来上がるつるし柿を思って作業を続けます。
柿の木は何本もあるので、この作業は約1カ月続きます。
昔は吊るし柿はいい値で売れたので農家の冬の収入には良いものでした。
次回は出来上がるところをお知らせします。
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