昨年の冬に刈り取ったススキ。
それを外に出しておいて観察したんですが、どうも茅として使えないようでした。
それなりに考えたんですが、板取のような雪が深い場所で外に出しておくと当然濡れます。
その濡れている期間が長いために茅(ススキ)にカビが生えるようだと分かりました。
それで防寒用として外の壁に立て掛けるのはやめにしようと思います。
昔の写真や絵を見るとそうなってるんですけどね。
それで使えなくなった茅を細かく切って薪用に使うことにしました。
ススキを切るには「押し切り」と言う道具を使います。
細かく切ったススキは袋に入れて冬用の燃料にします。
着火用に使えるのは藁やスンバ(杉の葉)などがありますが、ススキも充分に使えます。
乾いていれば火力も相当あるし、そこに細かく切った板を入れれば燃えやすくなり火を大きくすることが出来ます。
薪も十分に確保したし、これで冬は薪に困らないで過ごせそうです。
キュ-ちゃんが栃の木峠の麓にある板取に住むことになりました。
住む家は茅葺き屋根の家で囲炉裏があります。
栃の木峠は京と北陸(越の国)を分けていた峠です。
この峠を通る北国街道は柴田勝家が織田信長の居城安土城へ参拝のため改修した道で、ずっと昔のことでした。
2015年10月7日水曜日
ススキ
板取のススキも穂が出てきて秋らしくなってきました。
家の前に植えてあるススキは雪が降る前に刈り取って屋根材として使えるように保存します。
2年程前から屋根裏(ツシと言います)に少し保存してあるんですが、これを屋根の葺き替えや差し茅などに使う予定です。
今日玄関口のレイアウトを変えました。
今までは椅子が置いてあって縁側に座れなかったんですが、それを座れるようにしました。
縁側の戸も開けると・・・・・、
座布団に座って外を見ると・・・・・、
ススキが育っています。
右側は・・・・・
こんな感じの見え方です。
板取に来られたら座ってぼんやりと外を眺めてくださいね。
なにかしら気が落ち着きますよ。
登録:
投稿 (Atom)