2014年12月7日日曜日

雪囲い(板取にて)

 金曜日から雪が降り続いています。

 この雪はいつもと違って水分を多く含んでいるため非常に重たく、除雪するのに難儀しています。

 今年は暖冬で雪も少ないと思っていましたが、予想外の展開です。

 とはいっても除雪や雪囲いをしなければ家が傷みます。

 雪の降る中、板取で雪囲いをしました。

 板取の家の雪囲いは玄関口に柱を立てて杉板をはめ込んでいく方法です。

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 従来は家の周りに防寒のためにススキを立てていましたが、十分なススキを刈り取ることが出来ず昔の風情を出すことは出来ませんでした。

 来年こそはがんばります。

 家までの道は石畳のため除雪車は通れず除雪されていないため、車を道路に置いていく必要があります。

 道路が駐車場というわけです。

 家まではたかが100メートルくらいですがひざ上にまで積もった雪の中をラッセルしながら出ないとたどり着けません。

 もちろん家の周りは雪だらけで、雪囲いをする前に周りの除雪からです。

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 雪囲いは玄関口だけなので一人作業でも出来ました。



 その後コタツに入って、囲炉裏に少し火を入れて暖を取りました。


 






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 今年刈り取ったススキです。

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 一人でも作業ではこれが限界かなとも思います。

 他にも雨ざらしになって濡れたため乾かす目的で家の周りに立てかけてあります。


 二階からの眺め
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 誰も訪れなくなった家(ボンベが雨ざらしです・・・・屋根の落雪でガス栓が壊れたら怖い!!)

 季節を問わずに会からの眺めが好きです。
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 家の前にある茅場。
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 ここに生えているススキは一部しか刈り取れませんでした。
 

 板取に残るかやぶき屋根の家屋は合計4軒。

 それぞれ築100年以上も経っているために各所で痛みが激しくなっています。

 この家屋を後世に残すために一番いい方法は人が住むことですが、不便さを考えるとなかなかそうは行きません。

 そこで苦肉の策としてせめて囲炉裏で火をたいて家を乾燥させ燻すことですが、それさえも訪れることが困難な季節にはなかなか出来ません。

 維持して行くには個人では無理があり、それで行政に頼ることになります。

 特に萱の屋根の修理は定期的に行わなければいけません。

 それには膨大な費用がかかるので自分でできるだけのことはやっていこうと考えてススキを集めることにしています。
 
 それでも何時かは限界が来ることは予想していますが・・・・・・。








2014年12月1日月曜日

茅刈り

 秋も深まってススキも色づいてきました。

 ススキは生命力が強く、空き地ならばどこにでも生えています。

 耕作放棄地などにも生えていて周りの農家の頭痛の種になっています。

 でも茅葺きの家にはなくてはならない草で周期的に屋根を葺き替える時に要るものです。

 そのススキは秋の終わりに刈り取って保管しておきます。

 昔は茅葺きの家の屋根裏に保管して葺き替えの時に利用しました。

 そのススキを刈り取りました。

 と言っても1人作業なのでそんなに多くは刈り取り出来ませんでしたが・・・・・。


 ここが茅場です。
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 広さは一反ほどでしょうか。

 ここは昔は畑だったところですが、今では柿の木が数本あるだけになってしまい、その他はススキで覆われてしまいました。

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