屋根の傷みが激しくなってようやく補修することになりました。
茅葺の屋根はススキで葺いているためどうしても時間とともに痛んできます。
それで差し茅や葺き替えを行うんですが、なかなかススキが手に入りません。
日本全体で見れば育てているところもありますが、なにせ福井県から遠く離れているためこちらまで持ってくるのに運搬費がかかります。
今でも多く茅葺の家が残っている地域では屋根の葺き替えを仕事にすることも出来ますが、そうでない地域ではどうしても仕事として成り立ちません。
これも時代の流れで仕方がないのでしょうね。
今年は3軒の家の屋根が補修の対象です。
まずは家の周りに足場を築きます。
こちらは家の南側です。
もう一つの屋根はだいぶ傷んでいます。
ここまで痛んでしまうと直すのに時間とお金がかかります。
工期はいつまでかかるとは聞いていませんが、雪が降る冬までには直してほしいものですね。