杉の木は常緑樹で冬でも青々としています。
でも強い風が吹く台風が過ぎ去ると辺り一面に杉の葉だらけになります。
このようになるのは何も秋だけではないんですが、秋は台風にシーズンなので台風が去った後にはたくさんの杉の葉(スンバと言います)が落ちてきます。
杉の葉は脂分を多く含んでいるので囲炉裏で火を燃やす時には重宝します。
でもまだ完全に乾いた葉っぱではないので火が付き難いということはありますが、ひとたび火が付けば油のせいで勢いよく燃えあがります。
先日の台風の後のお天気のいい日にスンバ拾いをしました。
ちょっと拾っただけでこんなに集まりました。
完全に乾いていないので所々に黄色い葉っぱが見えます。
杉の木は花粉症の人にとっては厄介者ですが、山に住む人にとっては囲炉裏の付け火には良い素材です。
スンバを燃やして火に勢いをつけて小枝を燃やし、その後大きな薪に火をつける。
こうして囲炉裏の火は保たれています。
最近は火をつけることが出来る子供が少なくなりました。
台所ではお湯を沸かすにもガスですし、家庭によっては電磁調理器でお湯を沸かす家庭もあります。
こうなると全く火を使わないでもお湯が手に入るので、ますます火をつけるという行為が出来ない子供が増えてきています。
マッチで新聞紙に火をつけ徐々に火を大きくしていく・・・・・。
なにか生活の基本が失われていくような気がするのは私だけでしょうか?